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2013年01月31日 vol.12

《shadowtimes》Post.6「ドン・マヌエルとわたし」港千尋

東松照明さんの死を知って、もうしばらくたつのに、まだ言葉にすることができない。次から次へといろいろなことが思い出されてしまい、整理がつくにはまだ時間がかかるだろう。 その写真について書いたことは一度やニ度ではないけれど、いまは別の言葉が出てくるのを少し待とうかと思っている。雪がとけたあと、花の咲くころになるかもしれない。 昨年の12月マヌエル・アルバレス・ブラボの写真展をパリで見た。1920年代の初期作品から70年代まで代表作が網羅されているだけでなく、多くがヴィンテージプリントで展示されるという充実したものだった。 日曜日ということもあり、会場のジュ・ド・ポーム美術館の会場は混んでいたが、半日かけてたっぷりとその写真世界に浸ることが出来て幸せだった。

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2013年01月31日 vol.11

《superviews》 Post.1「写真の色彩分析」三木学

今後、不定期ではあるが、ホットな写真家や写真に関する様々なスペシャリストに寄稿をしてもらおうと考えている。今回は、僭越ながら本誌を編集している私が、画像色彩分析のソフト開発に携わり、様々な業種の画像や商品の色彩分析をしていた経験から、写真の色彩分析についてご説明したい。 本誌読者の写真家や美術家、あるいはそれらの研究者や批評家、愛好家の皆様に、色を介した新しい作品の見方を提示できれば幸いである。 元々、本誌の寄稿者である港千尋さんとの共同開発で作ったソフトであり、デジタル写真の分析は当初から意識している。港千尋さんの的確なアドバイスもあり、その画像色彩分析ソフトはM社や経済産業省所管の独立行政法人などから賞を頂き、大手企業や大学などに多数納入された。

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2013年01月24日 vol.10

《Days and Lights》Post.5「Lightning」勝又公仁彦(邦彦)

私の興味の一端に、実力や才能がありながら同時代には理解されなかった人や後世での影響力に比べると生前低い評価しか与えられていなかった人たち、あるいは栄耀栄華を極めながら突如失意の晩年や非業の死に至った人たちに対するものがある。 別にリスト化しているわけではないが、ふとそういった人たちの作品や業績に触れるたびに心の片隅にそれとなく留まっていく。 前回の谷保天満宮の主祭神菅原道真公もご存知のようにそのような不遇をかこった人物の一人である。それ以上に、彼の場合はその不運がなければ、今ほどに世間一般に知られていたとは考えにくい。 今では学問の神として受験生の祈願を一身に受け止める生真面目そうな神様だが、生前は在原業平(ありわらのなりひら)とも親しく交際し、遊女とも交わったとされているので、学究一筋の堅物ではなかったはずである。

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2013年01月17日 vol.9

《shadowtimes》Post.5「オート三輪に乗って」港千尋

前回、勝又さんが書いていた谷保天神はすこし懐かしい。高校の頃、国立に近かったので谷保の駅を利用するときなど、立ち寄ることもあった。その谷保天神をとおして、甲州街道の歴史が意外にも自家用車の歴史と結びついていることを知って驚いた。というわけで、今回は車つながりの話である。 12月にインドを訪れた。10年ぶりなので、さぞ大きく変わっているだろうと予想はしたが、思ったほどではなかった。ニューデリーに5日いただけだから、成長めざましい大国の変化など分かるわけもないのだが、特有の匂いのする大気汚染と朝晩のラッシュ時に起きる渋滞は、解消されるどころか深刻化しているようにも見えた。

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2013年01月10日 vol.8

《Days and Lights》Post.4「車とヤボ」勝又邦彦

本号は新年が明けて初回になります。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 今回は前回の「attraction」で取り上げた遊園地のような祝祭空間の乗り物ではなく、もう少し身近な乗り物の話を。 憂鬱な時期がやってきた。 どんよりと曇った寒い冬、ではない。車検の期日、である。 以前までは当たり前のように車検を通していたが、ここ最近は毎回車検の期日が来る度に更新するかどうかで頭を悩ませる。 数カ月前からディーラーや業者から電話やDMがやってきて、うちでやってくれ、いやこちらでやったらお得だよ、とアピールしてくる。車検がメイン業務の会社も多々あるようだ。いわゆる規制業界というやつだろうか?

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