BACKNUMBERS
バックナンバー:2013年01月24日 配信号 収録

《Days and Lights》Post.5「Lightning」勝又公仁彦(邦彦)

《Days and Lights》Post.5「Lightning」勝又公仁彦(邦彦)

私の興味の一端に、実力や才能がありながら同時代には理解されなかった人や後世での影響力に比べると生前低い評価しか与えられていなかった人たち、あるいは栄耀栄華を極めながら突如失意の晩年や非業の死に至った人たちに対するものがある。 別にリスト化しているわけではないが、ふとそういった人たちの作品や業績に触れるたびに心の片隅にそれとなく留まっていく。 前回の谷保天満宮の主祭神菅原道真公もご存知のようにそのような不遇をかこった人物の一人である。それ以上に、彼の場合はその不運がなければ、今ほどに世間一般に知られていたとは考えにくい。 今では学問の神として受験生の祈願を一身に受け止める生真面目そうな神様だが、生前は在原業平(ありわらのなりひら)とも親しく交際し、遊女とも交わったとされているので、学究一筋の堅物ではなかったはずである。

この記事は、ログインすることでご覧いただけます。

RELATIONAL ARTICLES
関連記事

《Days and Lights》Post.14「移動するカミたち」

うつそみの人はさびしも。すさのをぞ 怒りつつ 國は成しけるものを 諏訪びとは、建御名方の後といへど、心穏(おだ)ひの あしくもあらず(『海やまのあひだ』釋迢空)/霰降り鹿島の神を祈りつつ皇御軍(すめ…

《Days and Lights》Post.9「MORITAを巡る旅」勝又公仁彦(邦彦)

卒業の季節である。今年は桜の開花が早いようで、地域によっては花咲く中の卒業となる方もいるだろう。 このメールマガジンの読者に学生の方はほとんどいないかもしれない。まだ卒業から日の浅い方は近い思い出と…

《Days and Lights》Post.7「落ちる水 昇る火」勝又公仁彦(邦彦)

年末年始に北米に行ってきた。最初の目的地は冬のナイアガラだ。 ナイアガラといえば、滝である。滝というと人里離れた深山幽谷を思い描くのが道理だろう。通う人もない山道を分け入って行くと、水音が遠く聞こえ…

《Days and Lights》Post.11「闇と諸相と」勝又公仁彦(邦彦)

リクエストがあったこともあり、度々自分の作品について記していこうと思う。もちろん自分で自分の作品を言葉にするのは無理もある。全てを把握し理解しているわけでもない。言葉で言い尽くせれば視覚による作品を創…

《Days and Lights》Post.3「attraction」勝又邦彦

子供の頃家にはミッキーマウスの縫いぐるみがゴロゴロしていた。ディズニーが好きなわけではない。 鹿とダルメシアンは好きだったけれど、動物のデザインとしてのそれが先でディズニーのバンビや101匹わんちゃ…

カテゴリ別バックナンバー

FACEBOOK

TWITTER