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バックナンバー:2013年02月14日 配信号 収録
《shadowtimes》Post.7「モクテズマ・デー」港千尋
中国や台湾では春節の休みがつづく今日、世界中でさまざまなプレゼントが贈られる。花束、クッキーそしてなんといってもチョコレートだが、やはり日本における売り上げはダントツらしい。 中南米原産のカカオ豆をヨーロッパに持ってきたのはスペインで、これを大衆に広めたのはフランスだが、これらカトリック国でさえ、聖バレンタインとチョコレートの直接的結びつきは、まだまだ理解できていないようだ。 日本からの逆輸入として習慣化するかもしれないが、時間がかかるだろう。スペインでチョコラーテは日常的な「飲みもの」である。ココアに似ているが、かなり濃くまるでお汁粉のような甘い液体が大きなカップで出てくる。 これにチュロスと呼ばれるチューブ状の揚げ菓子をつけて食べるのが日常。おそろしくカロリーが高そうだが、いちど食すとやみつきになる。飲み物として定着しているのは、そもそもの起源を踏襲しているからにほかならない。
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