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バックナンバー:2013年02月21日 配信号 収録

《Days and Lights》Post.7「落ちる水 昇る火」勝又公仁彦(邦彦)

《Days and Lights》Post.7「落ちる水 昇る火」勝又公仁彦(邦彦)

年末年始に北米に行ってきた。最初の目的地は冬のナイアガラだ。 ナイアガラといえば、滝である。滝というと人里離れた深山幽谷を思い描くのが道理だろう。通う人もない山道を分け入って行くと、水音が遠く聞こえてくる。さらにしばらく歩くと水音はだんだん高くなる。空気は湿気を増してひんやりとしてくる。崖を下ったり、森に分け入ったりして、次第に水音は轟々とし、やっとその姿が拝めるもの、と思っているかもしれない。 しかし、ことナイアガラに関しては完全なる開けた観光地である。観光地なので、行かれた方も多いとは思うが、一応説明すると、周りにはホテルやカジノが建ち並び、ショッピングモールは全世界からの観光客で溢れている。 カナダとアメリカの国境に位置しているのだが、特にビューポイントの多いカナダ側の開発のされ方は顕著だ。流石に砂漠の真ん中に人工の歓楽街を作り上げた大陸。情緒も何もなくてむしろ清々しいくらいである。

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