BACKNUMBERS
バックナンバー:2013年03月07日 配信号 収録

《Days and Lights》Post.8「テスラの河」勝又公仁彦(邦彦)

《Days and Lights》Post.8「テスラの河」勝又公仁彦(邦彦)

この年末年始、北米に行ってきたことはお知らせしたばかり。 ニューヨークJFK空港から乗り継いで、バッファロー空港で降り、ナイアガラへ向かった。 バッファローからナイアガラへのタクシーの中、私は窓外の光景の二つに目がいった。一つは各家の屋根に必ず四角い煙突が見えること。もう一つは、かなりの数の送電線が縦横に延びていることである。 特にバッファローから我々が向かっている方向への送電線はいつまで経っても途切れることなく続いていた。途中で陽が落ちてしまいその到達点がどこなのかは追うことが出来なかったけれども。 送電線は言うまでもなく電気を送るためのものだ。私は子供の頃から高圧線や電線を観察や鑑賞の対象にしていたので、国による送電線や鉄塔の違いには敏感なほうかもしれない。 最初に意識的に長時間露光をしたのも天体写真を除くと、旅先で見た夜の鉄塔と送電線だった。しかしそれがどこから来て、どこへ向かっているのかについては突き止めることなく過ごしてきた。

この記事は、ログインすることでご覧いただけます。

RELATIONAL ARTICLES
関連記事

《Days and Lights》Post.5「Lightning」勝又公仁彦(邦彦)

私の興味の一端に、実力や才能がありながら同時代には理解されなかった人や後世での影響力に比べると生前低い評価しか与えられていなかった人たち、あるいは栄耀栄華を極めながら突如失意の晩年や非業の死に至った人…

《Days and Lights》Post.11「闇と諸相と」勝又公仁彦(邦彦)

リクエストがあったこともあり、度々自分の作品について記していこうと思う。もちろん自分で自分の作品を言葉にするのは無理もある。全てを把握し理解しているわけでもない。言葉で言い尽くせれば視覚による作品を創…

《Days and Lights》Post.9「MORITAを巡る旅」勝又公仁彦(邦彦)

卒業の季節である。今年は桜の開花が早いようで、地域によっては花咲く中の卒業となる方もいるだろう。 このメールマガジンの読者に学生の方はほとんどいないかもしれない。まだ卒業から日の浅い方は近い思い出と…

《shadowtimes》Post.13「鎧戸から洩れ入る光」港千尋

うら寒い黄金週間をあけたと思ったら、いっきに陽射しが強くなり今日など真夏の気温である。窓を開けるとどこかで風にそよぐ木々の音が気持ちいい。ブラインドをすこし降ろして、読みかけた文庫本を開く。 上下に…

《shadowtimes》 Post.3 「船が行く」港千尋

あれは長野県新野の「雪まつり」を見に行った道すがらだった。険しい山道を抜け、川沿いの道に入ってしばらくすると、電信柱にある地名の表示に「海」なる字がある。それは長野と愛知の県境、太平洋から遠く離れて海…

カテゴリ別バックナンバー

FACEBOOK

TWITTER