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バックナンバー:2013年03月14日 配信号 収録

《shadowtimes》Post.9「バルの春」港千尋

《shadowtimes》Post.9「バルの春」港千尋

国によって違いはあれど、春の訪れは誰にとっても待ち遠しいものだ。北の大地はまだまだ深い雪のなかにあるが、南では枝先に緑が芽をふきだした。路上に人の姿が戻ってくる。そんな季節にスペインを訪れている。 スペインではバルの世話になることが多い。最近は日本でも増えてきたようだが、居酒屋よりも頻繁に利用するところが、すこし違うかもしれない。 朝のコーヒーに始まり、昼、夜と一日中、ほぼ時間を問わずに飲食ができる、それがバルのいいところというか、役割である。喫茶店と居酒屋が分かれていないというわけだ。 とうぜん敷居は低く、たいがい値段も安くて庶民の味方である。旅行中は食事も休憩もすべてバルで済ませる。バスク地方特有の「ピンチョス」というタパスで朝から夜まで通せるのでありがたいことこの上ない。

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