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バックナンバー:2013年04月11日 配信号 収録

《shadowtimes》Post.11「書庫のエコロジー」港千尋

《shadowtimes》Post.11「書庫のエコロジー」港千尋

先日書店で本を買ったついでにページを開き、そのまま閉じることのできなくなってしまった―立花隆さんの新刊である。 増え続ける本をどうするかは、多くの人にとって悩みの種だろうが、それに対するひとつの答えというか、少なくとも瞠目すべき態度を見せているのが、この本なのだと思う。 ひとことで言えば、増えれば増えるほど、本のための空間も増やせばいいのである。その結果特定の場所に書庫があるのではなく、あらゆる場所に本が置かれることによって、ついに建築そのものが巨大な書庫となるに至る。 そのような建築は、ふつう「図書館」と呼ばれるが、写真を見れば一目瞭然で、それは図書館とは似ても似つかぬ空間だ。

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