BACKNUMBERS
バックナンバー:2013年04月25日 配信号 収録

《shadowtimes》Post.12「ゲームの王」港千尋

《shadowtimes》Post.12「ゲームの王」港千尋

コンピュータと人間が勝負するのは、これが初めてではない。だがこの4月20日に行われた第2回電王戦は、いろいろな意味で記憶として残るゲームになった。 将棋ソフトとプロ棋士5人が対戦した団体戦の結果は、すでに報じられているように、3勝1敗1引き分けでソフト側の勝ちである。 特に最上位に在籍している三浦弘行八段が、最終戦第5局で敗れたことは、プロのなかでも最強の部類に入る強豪をも打ち負かす強さを、「将棋ソフト」が証明したことになる。 人間対コンピュータの戦いでよく引き合いに出されるのは、チェスのチャンピオン、カスパロフとコンピュータ「ディープブルー」との対戦である。わたしは「記憶」という著書の冒頭にこの勝負を取り上げて、人間の思考とプログラムとの「戦い」から、記憶のもつ創造的な役割について書いたことがある。

この記事は、ログインすることでご覧いただけます。

RELATIONAL ARTICLES
関連記事

《shadowtimes》 Post.3 「船が行く」港千尋

あれは長野県新野の「雪まつり」を見に行った道すがらだった。険しい山道を抜け、川沿いの道に入ってしばらくすると、電信柱にある地名の表示に「海」なる字がある。それは長野と愛知の県境、太平洋から遠く離れて海…

《shadowtimes》Post.16「ベネチアの井戸」港千尋

今日も雨。こうして毎日つづくのは憂鬱なものだが、しっとりした緑もそれはそれで悪くない。冬の雨に比べれば明るいし、これで水不足が解消されるならむしろ降ってくれたほうが安心だ。ウランバートルでも、草原を潤…

《Days and Lights》Post.12「みえないものをみる装置」勝又公仁彦(邦彦)

Post5で雷を取り上げた際に、雷と電気との関わりについてはほんの少ししか触れられなかった。雷は放電現象なのだから、それが話の中心になるのが本来の姿かもしれない。 逆に電気といえばPost8でニコラ…

《Days and Lights》Post.8「テスラの河」勝又公仁彦(邦彦)

この年末年始、北米に行ってきたことはお知らせしたばかり。 ニューヨークJFK空港から乗り継いで、バッファロー空港で降り、ナイアガラへ向かった。 バッファローからナイアガラへのタクシーの中、私は窓…

《Days and Lights》Post.11「闇と諸相と」勝又公仁彦(邦彦)

リクエストがあったこともあり、度々自分の作品について記していこうと思う。もちろん自分で自分の作品を言葉にするのは無理もある。全てを把握し理解しているわけでもない。言葉で言い尽くせれば視覚による作品を創…

カテゴリ別バックナンバー

FACEBOOK

TWITTER