BACKNUMBERS
バックナンバー:2013年04月25日 配信号 収録

《shadowtimes》Post.12「ゲームの王」港千尋

《shadowtimes》Post.12「ゲームの王」港千尋

コンピュータと人間が勝負するのは、これが初めてではない。だがこの4月20日に行われた第2回電王戦は、いろいろな意味で記憶として残るゲームになった。 将棋ソフトとプロ棋士5人が対戦した団体戦の結果は、すでに報じられているように、3勝1敗1引き分けでソフト側の勝ちである。 特に最上位に在籍している三浦弘行八段が、最終戦第5局で敗れたことは、プロのなかでも最強の部類に入る強豪をも打ち負かす強さを、「将棋ソフト」が証明したことになる。 人間対コンピュータの戦いでよく引き合いに出されるのは、チェスのチャンピオン、カスパロフとコンピュータ「ディープブルー」との対戦である。わたしは「記憶」という著書の冒頭にこの勝負を取り上げて、人間の思考とプログラムとの「戦い」から、記憶のもつ創造的な役割について書いたことがある。

この記事は、ログインすることでご覧いただけます。

RELATIONAL ARTICLES
関連記事

《Days and Lights》Post.5「Lightning」勝又公仁彦(邦彦)

私の興味の一端に、実力や才能がありながら同時代には理解されなかった人や後世での影響力に比べると生前低い評価しか与えられていなかった人たち、あるいは栄耀栄華を極めながら突如失意の晩年や非業の死に至った人…

《Days and Lights》Post.3「attraction」勝又邦彦

子供の頃家にはミッキーマウスの縫いぐるみがゴロゴロしていた。ディズニーが好きなわけではない。 鹿とダルメシアンは好きだったけれど、動物のデザインとしてのそれが先でディズニーのバンビや101匹わんちゃ…

《shadowtimes》Post.7「モクテズマ・デー」港千尋

中国や台湾では春節の休みがつづく今日、世界中でさまざまなプレゼントが贈られる。花束、クッキーそしてなんといってもチョコレートだが、やはり日本における売り上げはダントツらしい。 中南米原産のカカオ豆を…

《Days and Lights》Post.15「陶酔を超えて歌え」勝又公仁彦(邦彦)

私は演劇や身体表現についてはズブの素人だ。今年に入って観た公演も、一月のニューヨーク・メトロポリタン・オペラ、彩の国さいたま芸術劇場でのアクラム・カーン、二月の神奈川芸術劇場でのナデガタ・インスタント…

《Days and Lights》Post.7「落ちる水 昇る火」勝又公仁彦(邦彦)

年末年始に北米に行ってきた。最初の目的地は冬のナイアガラだ。 ナイアガラといえば、滝である。滝というと人里離れた深山幽谷を思い描くのが道理だろう。通う人もない山道を分け入って行くと、水音が遠く聞こえ…

カテゴリ別バックナンバー

FACEBOOK

TWITTER