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バックナンバー:2013年04月25日 配信号 収録

《shadowtimes》Post.12「ゲームの王」港千尋

《shadowtimes》Post.12「ゲームの王」港千尋

コンピュータと人間が勝負するのは、これが初めてではない。だがこの4月20日に行われた第2回電王戦は、いろいろな意味で記憶として残るゲームになった。 将棋ソフトとプロ棋士5人が対戦した団体戦の結果は、すでに報じられているように、3勝1敗1引き分けでソフト側の勝ちである。 特に最上位に在籍している三浦弘行八段が、最終戦第5局で敗れたことは、プロのなかでも最強の部類に入る強豪をも打ち負かす強さを、「将棋ソフト」が証明したことになる。 人間対コンピュータの戦いでよく引き合いに出されるのは、チェスのチャンピオン、カスパロフとコンピュータ「ディープブルー」との対戦である。わたしは「記憶」という著書の冒頭にこの勝負を取り上げて、人間の思考とプログラムとの「戦い」から、記憶のもつ創造的な役割について書いたことがある。

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