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バックナンバー:2013年08月01日 配信号 収録

《Days and Lights》Post.18「七つの刻印」勝又公仁彦(邦彦)

《Days and Lights》Post.18「七つの刻印」勝又公仁彦(邦彦)

先日、滋賀県高島市の上御殿遺跡で「守君舩人」という人名が七回書かれた、奈良時代か平安時代のものと推測される甕が発見された。七回も人名を記した土器は全国初とのことだ。厄除けが狙いではないかと言われている。どうして七回名前を書く事が厄除けになるのかはわからないし、腑に落ちない方もいるかもしれない。 古来「名前」「名付け」には呪力があると考えられてきた。そして、それを書くことで生じる呪力、唱えたり歌舞音曲にすることで生まれる音や芸による呪力、ある手続きで祀ったり安置する儀礼による呪力、またそれを祀る場所のもつ呪力などなど、様々な呪力がそこに込められていたかもしれない。 ただ、その行為や所作が甕の中のものを外敵から護るためなのか、壺の中に封じたものを外に洩らさないためのものなのかのどちらかさえ、今となってはわからない。

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